2020年7月20日 私への土産もの
ブログのバックになっている バックの布地は 木綿です
絵柄は 菊からくさ の 型染めです
色あいも 私の好きなもので 座卓のガラスの台の下に置いて 花を飾ったり いろいろに使っています
そして この タイトルの背景になっている 博多人形は
題名は「てるてる坊主」
人形の足もとに「青がえる」が チョコット上空を見ています
その横に 哲三郎 花押(毛筆で)が 書かれてあります
博多人形って?
博多地方で作られる 粘土製の精巧な彩色人形 江戸初期に始まった という
私には知らない事が多すぎる様だ 今更ながら…
60年くらい前のこととなるのですが
5月の下旬 可能り 雨足の強い日が 私達の 結婚式の当日となりました
江戸褄の裾を 端折って 雨の中を静かにゝ 気をつけて、式場迄行った事を思い出します
美容室から式場迄 60~70m程の 秩父神社への 玉砂利の道は たいへんだったろうナーと思います 今なら車で1、2分といった ところです
そして もう一つ思い出されるのが 旅行です
決まり事のように熱海、箱根、伊豆方面に!! 何日か経て 帰路につく頃は 雨となり 東京駅へ着いた頃は 可能りの雨だったのを 覚えて居ます
雨なので タクシーを使ったのかなー 電車の移動だったのかなー
忘れました が とにかく 主人に三越に連れて行ってもらったのです
はじめてのデパートでの買いものに 目を見張ったことでしょう
そこで逢う事が出来たのが この博多人形でした
一目で気にいって 私自身へのお土産にしたのです!!!
私への土産に!!!
後々の晴れの明るい人生を願ってのことだった かも………?
今年主人は9月になると87歳を迎えます
少々忘れっぽくなって来ていますが健在です
先日 お人形さんの ことを 聞いてみました
その時のことは「覚えていない」と言います
「あ そうなの ずい分昔のことだからネ」………
残念ですが 私1人の思い出になった様ですネ
覚えていたいものです、
増々年を重ねても、覚えていたいことです
てるてる坊主てる坊主 あした 天気になぁーれ
初代 西頭 哲三郎(にしとう てつさぶろう)
- S51 伝統工芸士
- S58 卓越技能保持者に認定 美人人形を得意
- S63 福岡県指定無形文化財博多人形技術保持者の認定を受ける
現在は 2代目 西頭 哲三郎
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